小集団(QCサークル)
第一線の職場で働く人々による製品、プロセスの改善を行う小グループである
QCサークル活動の基本理念
- 人間の能力を発揮し、無限の可能性を引き出す
- 人間性を尊重して、生きがいのある明るい職場を作る
- 企業の体質改善・発展に寄与する
QCサークル活動の進め方
- QCサークルを結成する
- メンバーがお互いによく知り合う
- QCサークルの運営について話し合う
- 職場の問題について話し合う
- 業務知識やQC手法を勉強する
- 年間などの長期計画を立てる
- テーマごとの達成目標、活動の手順、メンバーの役割分担、実行計画を決める
- 管理・改善活動を行う
- 活動成果を発表する
QCサークルの歴史
- 起源1962年に日本で誕生した小集団活動
- 製造会社、製造部門中心だったが事務・営業部門、サービス・小売りと広がっていった。
QCサークルの運営
- 構成人数は5~7人が望ましい
- 連合サークルやテーマ型サークルもある
- 会合時間は30分~90分程度
- 月2~4回
QCサークルで取り上げるテーマ
- 活動して成長が感じられるやりがいのあるテーマがよい
- 解決しなければならない職場の問題を洗い出して評価して絞り込みテーマを選定する
- 会社の重要課題、上位方針に沿った重要問題に挑戦、会社方針や目標を実現するための問題を発掘して行うのもよい
- 年間3件以上のテーマに取り組むのがよい
QCサークル活動の内容
- 自主性を基本として行うもので上司の指示に基づいて強制的に行うものではない
- QCサークルリーダーは会合の計画と準備を行い、メンバー全員が発言しやすい雰囲気作りを行う。会合記録をまとめ上司に報告し指導・支援をあおぐ
- QCサークルメンバーはそれぞれ役割を分担して行い、会合時には積極的に前向きな意見を述べ個人攻撃は慎む。事実やデータに基づいた発言に努める
- テーマ解決後は体験談を発表することによってテーマ解決に取り組んだ努力と成果を参加者全員に知ってもらい名誉と喜びを感じ次の活動への意識を高めることができる
- QCサークルの相互啓発の場として他社のQCサークルを訪問して交流し、刺激し合うQCサークル交流会、QCサークル本部、支部・地区で開催される社外のQCサークル大会がある
QCサークル活動の留意点
- QCサークルの導入には経営者、管理者がその存在を知って理解を深めることが必要である
- QCサークルは自主性を基本としているがそれは上司が無干渉、無関心で放任するという意味ではなくむしろ積極的に支援、推進を行うことが大切である。
QCサークル運営上必要な10の心構え
- 自己啓発:自分自身でやる気を起こし、意欲をもって実力を高める努力をする
- 自主性:人に言われたからやる、強制されたからやるといった活動ではない
- グループ活動:全員参加の「小グループ」による活動である
- 全員参加:全員が発言し、知恵を出し合い、問題の解決を分担して行う
- QC手法の活用:QC手法を活用して問題を解決する
- 職場に密着した活動:職場での実践を通して問題を退治するやり方を勉強し改善の味を覚えみんなの団結心を作り出し意欲を燃え立たせていく活動にする
- QCサークル活動の活性化ト永続:永続させることによって経験を積み活動の質も高くなってくる
- 相互啓発:他流試合へ積極的に参加する
- 創意工夫:仕事の中に自分の知恵を生かし考えながら仕事をする
- 問題意識:常に問題意識、改善意識、品質意識、利益意識、安全意識を持ち続ける
QCサークル活動における管理者の役割
- 管理者自身がQCの考え方や手法などを学び実践に努める
- 管理者は積極的にQCサークルを指導・支援する
- QCサークル活動の評価を行い、指導・支援のあり方の反省を行うとともに労をねぎらい、ほめる
- QCサークルへの指導・支援・評価を通じて自らの実務に活かす
- QCサークルと経営者のパイプ役を果たす
QCサークル活動における推進事務局の役割
- 推進の仕組みを作り、運営する
- 社内のQCサークル活動状況を把握し、評価する
- 経営者とQCサークルのパイプ役を果たす
- 社外のQCサークル動向を把握し、調査し、社内の活動に反映する
- QCサークル活動継続のための工夫をする
- 必要な教育を計画し、実施する
- QCサークル大会などの行事を運営する
- 表彰制度を作り運営する
- 管理者へのQCサークル活動の理解、指導・支援の働きかけを行う
- QCサークルに対して支援する
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